横浜みなと鍼灸院整骨院より
こんにちは、横浜みなと鍼灸院整骨院の平原です。
今日は鍼治療の効果及び肩こり腰痛についてお話したいと思います。
血液は身体の細胞に栄養や酸素また熱も運ぶ働きをしています(ホルモンなども)血行不良が起こると脳に指令が行き、
血管からブラジキニンという物質が出て、その物質が細胞内に入ると緊急事態を知らせるために「痛み」として脳に知らせるのです。
この「痛み」に代表されるものが、肩こりの痛みや腰痛です(その他もありますが)
なぜ筋肉のコリができるのでしょうか?筋が収縮したままの状態で、筋が弛緩しなくなってしまった状態が筋肉のコリです。
では、なぜ筋肉が収縮したまま戻らない状態になるかというと、筋肉は、カルシウムと血液から運ばれる酸素が結びついて、
筋を弛緩します。 しかし、血流が滞ることで筋が酸素不足になると、カルシウムイオンが酸素と結びつかなくなってしまい、
「筋肉が収縮したままの状態:コリ」が発生します。
コリができると、そのコリの痛みから筋肉を動かさなくなることで、さらに血行不良が悪化し、結果的にコリ
も悪化してしまうという負のスパイラルが発生します。
コリを取り除くには、その原因の基である血行不良をいち早く改善することが大切になります。
鍼施術は、凝っている場所に鍼を刺した所に小さな傷をつけます。すると身体は、傷ついた組織を修復するため患部周辺の血流量を増やし
細胞にたんぱく質や血液を多く運びます。すると患部と患部中心に血流改善が見られます。(軸索反射など)
ここで、血流が滞り、筋肉のコリがある部分に鍼を刺すと、鍼によって、皮膚~筋肉に「小さな傷」を付くことで、
身体は傷ついた組織を修復する・細菌等の感染から患部を守るために、患部周辺の血流量を増やし、
細胞に栄養(タンパク質など)や赤血球(酸素)や白血球(免疫)を多く運ぶようになります。
この作用により筋へ酸素が供給されることでカルシウムと酸素が結び付き筋の弛緩が促される血管からブラジキニンの排出が止まり
結果的に痛みが解消されます。
鍼治療は、患部と関係ないところに鍼を刺すことがあります。それには理由があり手や足に鍼を刺すとその刺激が脳に伝わり脳の血流量
が上昇します。とても不思議な現象で完全には解明されていません。
例えば、お腹と足の特定のところに刺鍼すると胃の活動が抑制されます。
足の特定部分(三里)に刺鍼すると胃の活動が亢進します。とても不思議ですね。
その他にも脳に及ぼす影響として鎮痛作用、精神安定作用を促す様々なホルモンの分泌を促進する作用があります
幸せホルモンと呼ばれているオキシトシンやエンドルフィンと言われる脳内鎮痛物質、精神安定の作用としてのセロトニンです。
エンドルフィンは、手の特定部分に鍼通電を行うと分泌されます。
オキシトシンは足や背中の刺鍼で分泌されます。(背中の叩打でも分泌します)
足の親指と人差し指の間にある太衝は、副交感神経が優位にな為、ストレスが溜まっているときや不眠の時に刺鍼すると効果的です。
免疫力を上げる効果として、白血球の顆粒球とリンパ球があります。
顆粒球とリンパ球はシーソーのような関係で片方が増えると片方が減ります。また自律神経にも関与しています。
交感神経優位で顆粒球が増加し副交感神経優位でリンパ球が増えます。
ツボでいう足三里や腰に施術すると上昇します。
鍼治療は、抗酸化力アップします。鍼灸施術により抗酸化酵素(SOD)の増加が臨床結果で分かってきています。
手の合谷と手三里に鍼通電を行うと血液中の抗酸化酵素の上昇が確認できます。
鍼治療は色々良いことがいっぱいありますね(^^♪
◆施術する際は、完全自費施術もしくは、保険施術の併用施術になります。
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